疑問や懸念
- 最近FIREってよく聞くけど、それってそもそもなんなの?
- なんか投資とか始めなきゃいけないらしいから、怖いので結構です。
- FIREできるって言ったって、限られた人だけでしょう?
- 働かない人生ってつまんなそう
私も最初は上に書いたような疑問や懸念を持っていました。
しかし、知識を深めて将来の事を考えるうちに、将来絶対FIREしたいと思い、今その実現に向かって行動中です。
この記事を読めば、上に書いたような疑問や懸念は無くなり、FIREについての知識を増やす事ができます。そうすると、自分はFIREを目指すべきなのか、しなくてもいいのかもはっきりします。
この記事では、FIREとは一体何なのか、FIREの仕組みやメリット、デメリットについて解説していきます。
FIREとは
FIREの概要
FIREとは、「Financial Independence, Retire Early」の略です。日本語に訳すと、「経済的自立と早期引退(退職)」を意味する言葉です。
つまり、「働かなくてもお金に困らないから、定年を待たずに仕事を辞めよう!」
という感じですね。
本やニュースで取り上げられる事が多くなったため、既にFIREをしている人やFIREを目指している人は増えています。
余談
FIREした方の中で有名なのは、お笑い芸人の厚切りジェイソンさんです。
厚切りジェイソンさんは、芸人としてバラエティ番組に出演している傍ら、自身で代表取締役を務める会社を経営していたり、資産運用に関する番組に出演してコメンテーターなども勤めています。
厚切りジェイソンさんは、お金の使い方、貯め方についての本も出版しています。興味のある方は読んでみてください。
ここではっきりしておきたいのは、「普通の早期退職」と「FIRE」は違います。
普通の早期退職とFIREの違い
普通の早期退職
普通の早期退職は、ビジネスなどを成功させて今後生活に困らないほどのお金を手に入れた人が、そのお金を取り崩しながら生きていくので、早期に退職するという事を指します。
収入なしで貯金を取り崩しながら悠々自適に生きるのは、おそらく一部の億万長者くらいしか出来ない事だと思います。
FIRE
FIREとは、投資によって自分の年間の支出額以上の利益を得ることで、その利益内で生活ができるので、仕事による収入が入らなくなるという仕組みです。
ある程度まとまった運用資金の準備と長期的にコツコツ資産運用する事ができれば、誰にでもできる可能性があります。
FIREの仕組み
以上のように、FIREは、「働かなくてもお金に困らないので、仕事を早く辞める」というのがざっくりとした概要です。
では、実際にどのようにして、そのような状態を作るのかを解説します。
お金のサイクル
通常、お金持ちになりたいと思う人の行動は、
一般的なサイクル
- 働いて収入を得る。
- 収入から生活費などの支出をまかなう。
- もしもお金が余ったら、貯金&投資に使う。
収入→支出→投資
これではいつまで経ってもお金に困らないという状態は作れません。
ポイント
- 生活に必要な支出を見直し、把握する。
- 生活に必要な支出分のリターンを生む投資を始める。
- リターンの中で支出がまかなえるので、収入が要らない。→早期引退。
支出→投資→必要な場合だけ収入
つまり、「投資のリターン>生活費」の状態がFIREしていると言えます。
これが、FIREのお金のサイクルです。
投資は4%ルールで運用
FIREには、投資が欠かせません。しかし、投資は貯蓄と違ってお金が減る可能性もあるのでは?と、思う方もいるでしょう。
そんな方にお伝えしたいのが、4%ルールです。
4%ルールとは、アメリカの大学の論文をもとにしたルールで、資産を年利4%で運用し、生活費を資産の4%以内に抑えれば、資産が目減りしないという考え方です。
4%ルールの考え方
あなたに6000万円の貯金があったとする
↓
6000万円で年利4%の投資を運用する
↓
1年での6000万円の4%、240万円の利益をもらえる
↓
1年間240万円以内で暮らせば元金の6000万円は減らず、次の年も6000万円で資産運用できる
あくまで1例でしたが、当然投資なので必ず毎年同じ利益が出る保証がありません。
ですが、投資の中では4%の利回りはとても現実的と言えます。
現金のクッションを準備しておく
上の項目で書いたように、必ず利益を得れる保証はありません。過去を参考にすると、金融危機は必ずやってきます。
そこで、不安を極力最小限にしたい方は、現金クッションを作る事をオススメします。
現金のクッションとは、投資で資産が大きく減ったり、予期してない大きい出費が必要になったり、失業した際に再就職するまでの生活費を予め用意したものです。
用意が必須というわけではありませんが、あって損することはなく、むしろあった方が堅実だと思います。
FIREのメリット
働かないという選択肢を得られる
個人的にはこれが1番大きいメリットです。
「仕事が辛いけど、お金のためだししょうがない」と何度思ったか分かりません。当然、人生何をやるにしろ、自分のやりたくない事をやらないといけない日はやってきます。
ですが、そんな気持ちで大切な人生の日々を過ごすより、自分の中で生きがいを持った人生を過ごした方が、圧倒的に心に余裕が生まれます。
自分の人生を生きる事ができる
これを聞いて、「いや、自分の人生を生きてますけど、、、」と思う方も多いはずです。
私が言いたいことは、社会で生きていくには他人軸で生きていかなくてはいけない事があります。それは人間として共生していく中で当然の事です。
しかし、FIREした場合、経済的に自立し、自分のやりたい事をやるようになるのでより一層自分軸で生きることができると思います。
私自身まだFIREを達成していないので、あくまで理想でしかないですが、そんなことを考えながらモチベーションを上げて、FIRE達成を目指すのもオススメです。
場所や時間にとらわれず、生きていける
これは、FIREしていなくてもできる事ですが、今の20〜30代で会社に勤めている方は、平日の7〜8時間を仕事に使っていると思います。
私もサラリーマンなので、当然決まった時間に決まった場所へ向かう日々を送っています。
ですが、FIREした場合、自分の好きな場所で自分の好きな時間で活動できるのです。
これだけ聞くと、FIREした人はただの怠け者に成り下がるような感じがしますが、実際は全くそんな事はありません。
FIREのデメリット
資産運用が思った通りにうまくいかない年もある
4%ルールを守って資産運用していたとしても、数年後の経済はどうなるかは誰にも分かりません。
過去の傾向から推測すると経済は成長する見込みはありますが、当然下落する年もありますし、過去の傾向=未来の確証ではありません。
キャリアの形成、社会復帰が困難になる可能性がある
FIRE後の人生は人それぞれです。優雅に自分のやりたいことをしながら過ごす人もいれば、何もしていない罪悪感に耐えかねて、慈善活動を行う方もいます。
しかし、キャリアや職歴という点では白紙の状態になり、いざ再び仕事に復帰したいとなった時に、それが困難になるかもしれません。
未来は本当にどうなるか分からないので、FIREで仕事をしていない時期も、自分の得意分野を伸ばしたり、資格の勉強などしてみるのをオススメします。
FIREするかどうかは、「幸せの価値観」次第
FIREについて書いてきましたが、そんなFIREのような夢の暮らし方があったら、国民全員がその暮らしをしていてもおかしくないですよね。
しかし現状はFIREしているのは少数派と言えます。その理由は、「幸せの価値観」は人によって違うからです。
私は、お金に困らず、働かないで自分の好きなことをやる人生に憧れていますが、全員がそのような考えを持ってはいません。
仕事にやりがいを感じている人もいたり、自分のことより他者に貢献したいという考えの人もいます。そもそも投資というリスクが伴う事をしたくないという人も多いでしょう。
そのため、FIREは全員にオススメではないという結論に到達するのです。
今回私は、FIREを勉強していく中で、改めて自分自身の幸せの価値観に向き合った結果、FIREを目指す事にしました。
まとめ
今回は、FIREの概要、なぜFIREがこれほどまでに注目されているのかをご紹介しました。
実はこのブログも将来的にFIREを目指して始めたブログです。FIREについて話している人は大勢いるので、私はFIREを達成するまでの過程をここで発信していきます。
一緒にお金について勉強して、経済的自由を手に入れましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。