- 同じ事をずっとやってきたし、今更新しいことにチャレンジするのは無理だ。
- 現状がベストかもしれないし、変わろうとして今より不幸になるのは嫌だ。
- 家族もいるし、これから新しい事を始めるのは遅すぎる。
上のような悩みを抱えてる人、正直かなり勿体無いです。
なぜならその悩みは、長い人生で考えるとたわいもない悩みだからです。
今回は、人生に理想を持っていて、現状のままでいいのか悩んでいる人に向けて記事を書きます。
私がこの記事を書こうと思った理由は、私の身の回りにも同じ悩みを持っている人がいたのと、何より私自身が過去にその悩みを経験しているからです。
この記事を読み終わった段階で、少しでも生活がいい方向に進んでくれたら幸いです。
やりたい事が思いついた時点で行動するのがベスト
これが、この記事で伝えたかった結論です。
やりたい事が思いついたり興味が湧いたら、その瞬間に行動し始めた方が最大の成果を生む事ができます。
なぜなら、人の人生には必ず終わりがあり、年数が経つにつれて老いていくからです。
やりたい事に対して踏み止まったり、遅く始めるのはデメリットしかありません。
とはいえ、人間は今まで経験したことがない事を目の当たりにした時、それを「危険な領域」と判断し、無意識にやらない理由や出来ない理由を思い浮かべてしまいます。
これは、かつて原始人だった我々が、危険を回避し生存率を高めるために備えられた本能なので、どうする事もできません。
ですが、それらの考えを打ち消し、行動に移した人が成功してきているのも事実です。
なので、やりたい事が思いついたり興味が湧いたら、その瞬間に行動し始めた方が最大の成果を生む事ができるので、おススメです。
職場の先輩から聞く「年数の足枷(あしかせ)に」ついて
私は今、普通のサラリーマンをしていて、毎月指定されたノルマを職場の全員で達成しようと日々奮闘しています。バリバリの営業です。
しかし、勤務時間中はお客様へ営業している為、管理業務はほとんど時間外に行っています。
会社の実績とも、お客様とも、会社の上司とも、日々闘っています。
そんな職場で先輩の話を聞くと、やはり辞職や転職の願望はあるようです。実は私自身もそうです。
しかしその先輩スタッフは、それは決して実現できないと言っていました。
理由を聞くと、
- 十数年この会社で勤めてきて、他に経験も実績も無い。
- 家族がいるので今から職を変えるのは厳しい。
- 職は変えたいけどやりたい事が分からないし、考えた事がない。
などがあるそうです。
私がこの先輩スタッフとの話で学んだことは、
「同じ環境や職で年数を重ねると、そこから動きたくても動きにくくなる」という事。私はそれを「年数の足枷」と勝手に呼んでいます。
誤解がないよう追記すると、同じ職に長年従事する事は悪いことではなく、むしろ讃えられるべき事です。
私が言いたい「年数の足枷」の本当の意味は、
現状を変えたいと思っていても、慣れた環境に長く居る事によって動きにくくなる事です。
その足枷は、年数が長くなるほど重くなり、気づけば足枷を外そうともしなくなるでしょう。
「年数の足枷」という呼び方をしていますが、これは捉え方によっては良いものでも悪いものでもあります。
今いる環境や職が自分の求めている理想のもの、もしくは理想を叶えるためのものであれば、それは足枷ではありません。
むしろ、長年従事した事によって知識や経験も増え、責任感も生まれるので、良いものと言えます。
しかし、自分はこのままではいけない、今までここにいたから今後もここにいる、新しい事を今から始めるのはしんどい、そんな思いがあるのなら、それこそ悪いもの、「年数の足枷」と言えます。
若い時にもっとこうしておけば良かった、は死ぬまで続く
以前読んだ本の内容ですが、人は老いて死ぬ間際に何個かの後悔します。その中に、
「自分に正直な人生を生きればよかった」
「働きすぎなければよかった」
「幸せをあきらめなければよかった」
という後悔が多いそうです。
おそらく、今仕事をしている人は、最低限仕事できる程にまだ身体が動く状態だと思います。
しかし、人は必ず歳を取り、老いていきます。身体も思うように動かなくなります。
そうすると今度は、「今更遅いかな?」という悩みから「若い時にもっとこうすればよかった」というもう一つ先の考えになります。完全に諦めの境地に達してしまうのです。
人間は年齢には抗えないので、いくら後悔しても行動に移せた時間には戻れません。
そうすると、自分の人生を終える時に上で書いたような後悔を残す事になるのです。
では、気づいた時点で行動に移せれば全く後悔はしないのかというと、そんなこともありません。これ以上に自分の理想の人生はないと思える人の方が少ないと思います。
重要なのは、後悔する度合いです。二つのパターンで比較してみましょう。
パターン①
<例>
30歳の時・・・20代の時もっと行動しておけば良かった。もう今更だよな。
40代の時・・・30代の時もっと行動しておけば良かった。今更すぎるな。
50代の時・・・40代の時もっと行動しておけば良かったけど、後悔し始めたらキリがない。
60代、70代、80代、、、、、、
死ぬ時の後悔が大きく、後悔し続ける。
パターン②
<例>
30歳の時・・・20代の時に沢山行動した事で失敗も沢山したな。そんな失敗を繰り返さない為の対策と行動をしよう。
40代の時・・・30代の時にした対策と行動のおかげで、30代の時より良い人生歩めてる気がする。50代で後悔しないように、やりたい事とそのために積み上げる事をこなしていこう。
50代の時・・・40代の時に行動を積み重ねたおかげで好きなことをやれるようになった。今後の人生をよくするために次は何をしようか。
60代、70代、80代、、、、、、
死ぬ時の後悔はあるものの、パターン1よりは後悔が少ない。
このように「若い時にもっとこうしておけば良かった」の悩みは行動しない限り消えませんし、自分の人生を終える時まで続きます。
いつ始めても遅く無い理由
上記のことから、人生において大事なものに気づいた時点で行動することの重要性について書きました。しかし
「行動が大事なのは分かったけど、さすがに年齢的に手遅れだと思う」
という方もいると思います。
結論、何歳から始めても全く問題ないです。当然、何をやるかによって年齢的に厳しいものもあると思います。
しかし、大事なのは「後悔しないこと」です。たとえ達成が困難なことでも、それに挑戦したという事実は残ります。
何もしないで終わるよりは、気づいてから行動に移せたという事が大切です。
そしてもう一つ大事なのは、「今日が1番若い日」である事です。年を取ってから始めるのが難しい事に挑戦したいと思っているのであれば、余計早く始めた方がいいです。
なぜなら、明日は今日より1日老いるからです。なので、始めるのが早ければ早いほど成果も出やすいでしょう。
極端な論法かもしれませんが、これが本質です。
何から始めればいいか分からない人へ
現状のままではいけないけど、何をやればいいか分からないという方もいるでしょう。私自身も昔はそうでした。
そんな方には、これら4つのワークを試してほしいです。
必要なのは、紙とペンだけです。
頭の中で思っている事が整理されて、今後の行動もいい方向に転換されるはずです。
①どんな人生を歩んでいきたいか、理想を具体化する。
まずは頭の中にある、将来的に自分はこうなりたい、こうでありたいという理想を具体化しましょう。
具体化するには、紙に書き出すのがオススメです。
箇条書きでも文章でも、綺麗にまとめても殴り書きでもいいので、とにかく頭だけで考えずに全体を目で見える状態にしましょう。
②具体化した理想と現状のギャップを認識する。ギャップを埋める行動を考え、リスト化する。
次に、具体化した理想に対して、一方今の自分はどうかを整理します。
例えば、
理想:貯金100万円 ⇄ 現状:貯金20万円
理想:時間に縛られずに自由な働き方をしたい ⇄ 現状:朝から晩まで会社勤め、平日はほとんど自由な時間はない。
理想:異性にモテるような身体 ⇄ 現状:太っていて醜い身体
こんな感じです。
この中で大事なのは、ギャップです。上の例でいう「⇄」の事です。
このギャップを認識することが大事なのです。
③ギャップを埋める行動を考え、リスト化する。
ギャップを認識できたら、そのギャップを埋めるための行動を考えましょう。
上の例を引用すると、ギャップを埋める行動は、
毎月3万円ずつ貯金をしていく。
休みの日は、数時間副業やスキル磨き、理想の自分になるためのロードマップ作りをする。
毎日1時間は散歩する。間食を少し減らしてみる。
このようになります。
この時点で、ある程度何から始めていいか分からないという悩みは無くなっているはずです。
私はむしろ、やらないといけない事が多すぎて嫌気が差すほどでした。
④リストのうち、コストとリスクが小さいものから習慣化する。
やるべき行動が明確になれば、あとはやればやるほど理想に近づいていくだけです。
しかし、ここで注意してほしいのが、やるべき行動のうちコストが大きいもの、リスクが大きいものを一気にやらない事です。
例えば、
お金を早く貯めたいので、生活水準を最低まで下げる
お金を稼ぎたいので、短期間で一気に稼げる副業に手を出す。
理想の身体になるために食事量を極端に減らす。
などです。
理想というのは、簡単には手に入りません。大事なのは、小さい積み重ねを長く継続する事です。
時間がかかるので近道をしたくなる気持ちはわかりますが、昨日の自分より今日の方が成長していればそれだけで素晴らしいのです。
最後に
繰り返しになりますが、今日が人生で一番若い日です。
若いうちにやっておけばよかったという後悔は、日々重くなっていきます。
小学校、中学校、高校、大学と何もやってこなくて後悔している私が、何歳から挑戦しても遅く無い事をこのブログで証明していきます。
人は変化を怖がる生き物ですが、現状維持し続けて一生消えない後悔を作る方が恐ろしい事です。
自分の理想に少しだけでも近づけるように、日々行動していきましょう。